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2014年1月

2014年1月29日 (水)

フォワグラ

 昔、パリのDさん夫妻が日本へ来た時、お土産にシャンペンと巨大なフォワグラの缶詰をくれた。
 家でそのフォワグラを肴にO君と飲んだが、仲々食べきれない。翌日、足の親指の付け根が痛くなった。あれは通風になりかかっていたに違いない。

2014年1月25日 (土)

むじな蕎麦

 「むじな」は狐と狸のあいのこだという俗説から、東京では油揚に揚げ玉を入れた蕎麦を「むじな蕎麦」という。たまに蕎麦屋の品書に載っている。「むじな丼」も理論上存在するはずだが、私はまだ見たことがない。

2014年1月22日 (水)

たぬき丼

 昔、S川先生の御宅へ行く時、吉祥寺駅の前の通りの蕎麦屋に入って、たぬき丼を食べた。何の変哲もない蕎麦屋の、何の変哲もないたぬき丼で、醤油と味醂で煮た揚げ玉が御飯にかかっている。あんな物もなぜか懐かしい。

2014年1月20日 (月)

「二幸園」のテグタン

 神保町の古本屋街を駿河台下から信山社の方へ歩いて行くと、交差点の少し手前に「二幸園」という小さな焼肉屋があった。
 わたしはここで初めてテグタンとかクッパとかビビンパを食べた。唐辛子のきいたテグタンが一番好きだった。

2014年1月17日 (金)

「弥生」のカツ丼

 昔、本郷東大正門の向かいの道を入って行くと、左手に質屋の蔵があり、その隣に「弥生」という小さな甘味屋があった。わたしはよくそこで昼にカツ丼を食べた。少し味が濃かったけれども、旨かった。

2014年1月14日 (火)

長沢の柿

 庄内柿は有名だが、最上でも長沢という村の柿が知られている。長沢は瀬見よりも小国川をやや下ったところにある。一度、宿屋の梁を見に行く途中車で通ったが、たしかに柿の木が多かった。

2014年1月11日 (土)

ジューサー

 千葉のT石のおじさんはハイカラな物が何でも好きで、電化製品などは真っ先に買った。
 ジューサーというものが発売された時も、すぐに買って、健康に良いジュースが飲めると祖母に推奨した。そこでわが家でもジューサーを買ったが、あまり使わないうちに壊れてしまった。

2014年1月 9日 (木)

チーズ・スフレ

 ずっと不思議に思っていることだが、ブリア・サヴァランの『美味求真』(岩波文庫)にチーズ・フォンデュとして載っている料理は、今日言うところのフォンデュではなく、スフレである。卵とバターとグリュイエル・チーズでつくる。私は家で本の通りやってみたことがあるが、掻き卵の出来そこないのようなものに終わった。
 
その後、父親のお供をしてローザンヌのさる大家で昼食を御馳走になった時、メイドが丸い大皿にのったチーズ・スフレを持って来た。これぞその物であった。
 私はその時、貝の食べすぎで腹痛を起こしていて、苦しかったが、お代わりした。

2014年1月 7日 (火)

山かけ豆腐

 山谷の「大林」には豆腐にとろろをかけた「山かけ豆腐」というものがある。雪をまとえる白玉なり。

2014年1月 5日 (日)

メジマグロ

 銀座の「やす幸」はおでん屋だが、いつ行っても美味しい「メジ」の刺身がある。こういうものも、次第に得難くなる。

2014年1月 2日 (木)

「大林」の煎り銀杏

 煎り銀杏は鮮度と煎り方が肝腎である。新鮮なものを上手に煎ると、実はエメラルドのように透きとおった緑で、口の中でとろける。
 山谷の「大林」の賄い方はその法を心得ていて、とれたての頃に行くと、エメラルドが味わえる。

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