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2014年2月

2014年2月27日 (木)

「なかがわ」の豆ずり餅

 大通りを挟んで福島稲荷の向かい側に、「なかがわ」という昔風の甘味屋がある。甘い物を売っているが、麺類や丼物もある。
 ここの豆ずり餅は仲々良い。

2014年2月24日 (月)

「斗庵」の茎山葵せいろ

 今もあるかどうか知らない。水道橋駅後楽園寄りの出口の近くに「斗庵」という蕎麦屋があった。揚げ蕎麦をつまみに蕎麦焼酎が飲めるところで、色の黒っぽい蕎麦も仲々良かった。山葵の茎を露に入れる「茎山葵せいろ」というのがあって、食べてみると、鼻がツンとして涙が出そうになる。
 壁に団鬼六の色紙が飾ってあったのを思い出す。

2014年2月21日 (金)

砂糖黍

 昔、M君とO君と浅草で飲んだあとに、千束通りの果物屋で砂糖黍を買った。食べ方を知らないので、黒っぽい皮のついたままバリバリと齧り、クシャクシャと噛みくだいて、汁を吸って、ペッと捨てた。
 次の日、気がつくと口の中が傷だらけになっていた。

2014年2月18日 (火)

駒場東大前の線路の近く「いろは」の煮込み

 豚もつの煮込みを初めて食べたのは学生時代である。駒場東大前の線路の近くに「いろは」という細長い居酒屋があり、もつ焼きと煮込みを食わせた。煮込みは味噌味で、辛子がついて来るので、少し入れて食べた。
 ホッピーというものを初めて飲んだのもここで、カウンターの上に空壜をズラリと並べたのを忘れない。

2014年2月15日 (土)

「玉那覇」のてびち

 かつて山手線の新宿駅と新大久保駅の間に「彦左横丁」という小さな飲み屋街があった。電車に載っていると、窓から看板が見えるのである。
 ここに「玉那覇」と書いた大きな赤提灯が下がっていて、首里の泡盛「瑞穂」を飲ませた。私はここでトロトロに煮たてびち(豚足の煮込み)にコーレーグスをかけて食べるのが好きだった。沖縄そばも美味かった。
 店は後に風鈴会館の近所のビルへ越したけれども、いつのまにかやめてしまった。

2014年2月13日 (木)

ゾウリエビ

 昔、川内温泉の「梅屋」という旅館に滞在していた時、夕食の膳にゾウリエビがよく出た。東京ではあまりお目にかからぬ。

2014年2月11日 (火)

【近刊案内】メイ・シンクレア/南條竹則編訳『胸の火は消えず』

メイ・シンクレア怪談集『胸の火は消えず』南條竹則編訳、創元推理文庫より二月二十八日刊行予定です。


【内容紹介】
不毛な愛の果てに、永遠に続く情欲の地獄に堕ちた女性の絶望を描く表題作。下宿人が出会った幼い子供の幽霊をめぐる、ある一家の物語「仲介者」。粗暴な男が雇い主の幽霊に取り憑かれる、不思議なジェントル・ゴースト・ストーリー「被害者」など本邦初訳作を含む11篇を収録。幽艶かつ繊細な筆致で怪談・心霊小説を書き続けた英国の女流作家の精髄を、日本オリジナル編集で贈る。

【目次】
「胸の火は消えず」
「形見の品」
「水晶の瑕」
「証拠の性質」
「死者が知っていたら」
「被害者」
「絶対者の発見」
「マハトマの物語」
「ジョーンズのカルマ」
「仲介者」
「希望荘」

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2014年2月10日 (月)

銀ダラ

 昔、渋谷の「飲んべえ横丁」の「シスター」という店によく行った。ここで出す食べ物は焼鳥、アタリメ、エイヒレ、チーズ蒲鉾、しめ鯖に小肌、焼魚は鮭と銀ダラだった。銀ダラは魚屋が自転車で店の前まで売りに来る。当時、この魚は安くて下魚のように見られていたが、私は随分旨いと思った。
 今では高級魚となってしまったらしい。

2014年2月 7日 (金)

鮫のくさや

 昔、渋谷の「雪国」で知り合いの人が持って来たという鮫のくさやを食べさせてもらったことがある。ビリビリと舌が痺れるようで、驚愕した。

2014年2月 3日 (月)

雉焼き丼

 昔、泊まりがけで大磯の病院へ祖母の見舞いに行った時、駅のそばの「杉本」で晩飯を食べた。食べる物は雉焼き丼で、日本酒を飲む。祖母の病が案じられて酒は旨くなかったが、飲まないのは宜しくないので、ただ飲んだ。沢山は飲まなかった。

2014年2月 1日 (土)

「浅草バー」のひな皮の辛子和え

 以前、楊州飯店で晩飯を食べると、そのあとたいてい「菊之家」か「浅草バー」に寄った。「浅草バー」は初め、裸電球のぶら下がっている典型的な昔の大衆酒場で、型通りコの字の大きなカウンターがあり、奥に座敷があった。
 大学院の同窓のW君とO君と三人で行った時、両者は初対面だったのに、日活ロマンポルノの話に花を咲かせて、旧知の如くであった。
 この店では「ひな皮の辛子和え」をよくとったが、辛子が利いていて良かった。

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