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2014年3月

2014年3月30日 (日)

チー・キョフテ

 昔、原宿の「パレ・フランス」ビルの地下に「ヴァッシーアット」というトルコ料理屋があり、よく行った。
 ある時、ここで珍しい物が出て来た。生の牛肉に赤唐辛子などをたっぷり加え、つみれのようにした物で、エジプト人のコックがつくったのだという。「チー・キョフテ」というらしいが、葡萄酒にもイェニ・ラークにも合った。
 ベリーダンスを見ながら、そいつを食べるのはオツであった。

2014年3月27日 (木)

「河道屋」の芳香炉

 昔、友達の結婚式で大阪へ行った時、京都に寄って二、三日遊んだ。京都在住のHさんとK先生と三人で昼食をとることになり、「河道屋」へ入った。
 中庭にある小さな庵のようなところに通され、そこで酒を飲みながら、「芳香炉」を食べた。酒は「菊姫」だったろうか。「芳香炉」とは回鍋炉の字面を変えたものと思われるが、しゃぶしゃぶの鍋に鶏肉、飛竜頭、湯葉等を入れ、太めの蕎麦とうどんを入れる。
 閑日というにふさわしいのどかな時間が経ち、酒はうまく、トロトロと酔った。

2014年3月23日 (日)

朴葉味噌

 昔、S川先生と名古屋の明治村に行った帰り、名高い下呂温泉に泊まってみた。「湯之島館」という旅館で、そこの朝飯に出た朴葉味噌を美味いと思った。

2014年3月21日 (金)

新庄の納豆汁

 山形県新庄のあたりでは、冬場に納豆汁をよく食べる。
 豆腐、油揚、大根、芋、椎茸、ナメコ、蒟蒻、オガラ、蕨、チクワなどを小さく切って、すりつぶした納豆の汁で煮る。葱などの薬味を入れ、餅をからめて食べると、実に良い。

2014年3月18日 (火)

山口の「薩長連合弁当」

新山口駅のホームで「薩長連合弁当」(さくら弁当)という物騒なものを買ってみた。蓋を開けると、中は四つに仕切られ、おかずの仕切りが二つ、それに梅干御飯と味つけ飯が斜交いに入っている。味つけ飯には豚肉が乗っている。どちらが薩摩で、どちらが長州なのかはわからなかった。

2014年3月16日 (日)

ムキタケ

 この茸は茶色いが、手で皮が剥ける。
  茹でると白くなる。それをおろしで食べても良いし、味噌汁に入れたのは、柔らかくてお麩のような歯ごたえだった。納豆汁に入れても美味しいという。
 このムキタケを細切りにして烏賊の塩辛に入れる食べ方があるそうだ。昔、烏賊が貴重だった時の知恵かもしれない。

2014年3月13日 (木)

春菊と菊

 瀬見温泉で、春菊の白胡麻和えに黄菊を混ぜたものが朝食に出た。美味い。私はなぜか以前上海で食べた亀と蛇のスープを思い出した。強い香りに同系統の強い香りをも一つ足して、一種の調和を達成している点が似ていると思った。

2014年3月11日 (火)

冬至南瓜

 東北では冬至の日に南瓜を食べる。南瓜に餡をかけるのもあり、南瓜と餡を汁粉風に煮るのもある。後者は「やまや食堂」で食べたが、じつに良かった。

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2014年3月 9日 (日)

「ヴォーカル」のアブサン・フラッペ

 学生の時、駒場の商店街の裏通りに「ヴォーカル」という喫茶店があった。夏は掻き氷を食べに来る中学生などで賑わっていたが、洋酒も置いてあった。ここのアブサン・フラッペはペルノーに掻き氷をたっぷり入れたもので、緑色の酒が見る見る白濁してゆく。
 I原という悪い飲み仲間がいて、私が第三外国語のドイツ語の授業に出ようとすると、
 「そんなのやめて、アブサン・フラッペを飲みに行こう」
 と誘う。
 私はもちろん誘惑に負け、それでいまだにドイツ語が出来ない。

2014年3月 1日 (土)

ツンちゃんの水餃子

 田中温泉の賄い方のツンちゃんは満州帰りの人である。そのせいか魚が嫌いで、肉が好きだ。一度、水餃子をつくってくれたが、しおからくて、北京で食べた餃子さながらの味がした。

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