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2014年12月

2014年12月29日 (月)

舞茸

 舞茸は山で見つけると、嬉しくて舞うから舞茸というのだ、とある人は言う。
 「やまや」で、初物の舞茸と大根の葉とひき肉の炒め煮を食べたが、仲々良かった。

2014年12月26日 (金)

「金島餅店」の胡麻餅

 福島稲荷の鳥居を出ると、すぐ目の前の参道の角に「金島餅店」という餅屋がつい数年前まであった。  
 古い建物で、店の中に白い四角のテーブルが一つあり、そこで食べられるようになっている。手前のガラスケースに入っているのは、大福と艾入りの緑の大福。あんころ餅、豆ずり餅、胡麻餅、きな粉餅、のし餅や豆餅もあった。  余計な物が入っておらず、素朴で、餡の後味が良いので、わたしはいつも「あいづ食堂」へ行く時、ここで餅を買って、食堂のおばさんと食べたり、宿へ持ち帰ったりした。

2014年12月23日 (火)

「月川」のもつ鍋

 博多の六本松には九州大学のキャンパスがあったが、今はよそに移転してしまった。その近くに「月川」という小体なもつ料理の店があり、仏文学者のM氏が連れて行ってくれた。
 店は家庭的な感じで、席は少なく、浅草に昔あったお好み焼き屋のような雰囲気である。もつ鍋はキャベツと韮に各種のモツが入っていて、下ごしらえしてあるのを煮え立たせて食べる。一鍋食べたら、またお代わりをもらう。最後に入れる麺も仲々良い。

2014年12月20日 (土)

砂糖入り麦茶

 昔、道灌山の開成中学に入った年、館山の水泳学校に一週間ほど行った。  そこの宿舎の庭先に大きな缶が置いてあり、砂糖を入れた甘い麦茶が入っていて、自由に飲んで良いのだったが、しかし、いつも空であった。

2014年12月18日 (木)

「治郎長」の鯛

 昔、父親とO君と銀座の横丁にある「治郎長」という店に入った。
 その日は日曜日で、職人がいない。年とった親爺さんと娘が二人でやっている。親爺さんは休みにすると手持ち無沙汰で仕方がないから、店を開けているのだと言う。
 私達は鯛を半身焼いてもらった。親爺さんが七輪で団扇を使いながら焼きはじめる。そして言うには―― 
 「お客さんは運がいいよ。今日は名人が焼くんだから」
 そう言われたから、余計に美味かったような気がする。

2014年12月15日 (月)

雉鍋

 昔、渋谷の「花むら」で、大分から雉がとどいたといって鍋にしてくれた。じつに美味い物だと思った。だしが良く出るので、あとでつくった雑炊も美味かった。
 そういえば、信州の上田かどこかでタクシーに乗った時、季節になると、雉の汁で蕎麦を食うのが楽しみだと運転手が言っていた。

2014年12月12日 (金)

穴子の刺身

 「山城」という店だったか、昔、明石駅に近いビルの穴子料理専門店へA井氏が連れて行ってくれた。  

 そこで初めて穴子の刺身を食べたが、ブキブキしていた。

2014年12月10日 (水)

伊東の「蛇の目鮨」

 昔、父と韮山の療養所に祖母を見舞いに行った時、韮山からタクシーで山越えして、伊東で昼食を食べた。私は山で車に揺られて気持ちが悪くなったけれど、鮨を食べたら治った。それが「蛇の目鮨」だったが、もうやめてしまった。

2014年12月 7日 (日)

下田の秋刀魚鮨

 秋に伊豆の下田温泉へ行った時、駅前の寿司屋に入ったら、「秋刀魚寿司」という品書が目に留まった。

 その時は頼まなかったが、宿に近い「幸寿司」で、この寿司に使う秋刀魚の甘酢〆を食べた。隣の町で、秋にとれた蜜柑などの柑橘類を使ってこしらえるという。山によって果物が違うので、味も風味が異なる由。

2014年12月 5日 (金)

おかひじき

 おかひじきはその名の通り、ブキブキしていて好物である。昔、高田馬場の「リキ万」のおばちゃんが、自分で採ったおかひじきをつまみに出してくれたのが食い初め也。

2014年12月 2日 (火)

胡瓜揉み

 私は胡瓜揉みが嫌いである。
 子供の頃、台所でねえやの花ちゃんがつくるのをよく見ていたが、甘酢にしたのも、塩で揉んだのも嫌いである。
 いつか小学校の家庭科の授業で胡瓜揉みをつくった。教科書通りの塩の分量でこしらえると、いやに鹹(しおから)かった。
 ああいう物を私は好まぬ。胡瓜なら、夏に胡瓜と羊のスープを飲みたい。

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