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2015年6月

2015年6月28日 (日)

「ラ・ヴェルデ」の焼きスパゲッティ

 もう三十年以上前のことになるが、イタリア料理屋の「ラ・ヴェルデ」が竹下通りに出店する前、原宿通りに小さな店を出した。場所は鰻屋の「松よし」の並びで、もっと渋谷寄りだった。  客席は五、六席しかなく、亭主が一人で茹で加減の良いスパゲッティを食べさせた。ボンゴレやカルボナーラのほかに焼きスパゲッティというものが名物で、卵とチーズをたっぷり使う。私はそれが好きだった。

2015年6月24日 (水)

蕎麦団子

 昔、水道橋の「一茶庵」では、ソバガキに餡をくるんでこしらえた蕎麦団子を出した。牡丹餅のように大きくて美味かった。
 目黒の「一茶庵」で出す物も良かった。

2015年6月20日 (土)

マロン・グラッセ

昔、父がフランスから来る時、よくマロン・グラッセを土産にした。有難がって食べたが、随分甘い物であった。

2015年6月15日 (月)

草餅

 春のある日、宿のおかみさんが、今朝艾(よもぎ)を摘んだから草餅をつくるという。
 出て来た餅は山葵(わさび)を擂ったような色で、黒胡麻、漉餡、納豆をからめたものと何もつけないものの四種。何もつけない餅は裏山で採った山葵を擂り、山葵醤油で食べてみる。
 山の山葵は少し苦かったが、茎と葉っぱを水に漬けてこしらえた汁を薬味にすると良かった。

2015年6月 9日 (火)

 お屠蘇

 わが家の屠蘇は味醂に屠蘇酸でつくるが、Y田先生の御宅では味醂と清酒を混ぜてつくっていた。祖母は先生の奥様からそのことを聞くと、目から鱗が落ちたようなことを言って、翌年酒と半々でつくってみたが、一度きりでやめてしまった。
 それで、わたしも味醂の屠蘇を毎年つくって飲んでいる。

2015年6月 4日 (木)

山独活(やまうど)

 昔、館山の丘の家(うち)にお客が来た。
 丘の家のおじさんは酒を飲まないが、お客は真っ赤になって酔っ払っていた。その時、お膳に山独活の酢味噌和えが出た。わたしも箸をつけたが、香りが強くて、あまり食べられなかった。
 ああいう物もいつのまにか好きになってしまうのは不思議である。

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