そばがき
瀬見の旅館の番頭さん曰く、粥に蕎麦粉を入れて、そばがきにすることがあると。きっと良かろう。
瀬見の旅館の番頭さん曰く、粥に蕎麦粉を入れて、そばがきにすることがあると。きっと良かろう。
表参道の「コロンバン」は有名な洋菓子屋だが、原宿に住んでいた頃、毎年クリスマスになると、帽子を被ってコートを着たO田さんが、祖母のためにこの店のクリスマス・ケーキを届けてくれた。
苺入りのクリーム・ケーキだった。
福島市の文化通りに「大山せんべい」という煎餅屋がある。
ここで以前、「だるませんべい」を店先に出していた。その名の通り達磨さんの形で、眼のところに穴が二つあいている。温泉宿の子供たちに土産にやったが、その子たちも、もうすっかり大きくなってしまった。
学生の頃、小石川の伝通院へ行ったら、その日はたまたま花祭で、甘茶をふるまってくれたのを思い出す。
修学旅行で九州へ行った時、どこやらのサボテン園の売店で試食したサボテンの羊羹は、じつに不味かった。
ああいう鮮烈な不味さというのは数えるほどしか記憶がない。そのひとつは、土産にもらった北海道の馬鈴薯焼酎だ。
昔々のことだが、今飲んだらどう感ずるであろう。
彼岸の中日に温泉宿で牡丹餅が出た。胡桃と黒胡麻の二種類。
食べながら考えるに、砂糖をあまり使えなかった昔は、黒胡麻などもっとも美味かったかもしれない。
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